牝犬調教:排泄
地下調教室は、分厚い石壁が四方を閉ざし、湿り気を帯びた冷気に満ちていた。
無骨な石畳は硬く、足を踏みしめるたびに冷ややかな感触が伝わる。僅かな明かりが吊るされ、揺らめく影が壁面に不気味な模様を描いている。
部屋の隅には見慣れぬ器具が並び、天井から伸びた金属の鎖が微かに揺れ、キィキィと不吉な音を立てていた。
「さてセレナ、お前を本当の牝犬にするために、必要な事がある。何か分かるか?」
「・・・わかりません」
(・・・分かりたくもない)セレナは内心そう呟いた。
「なんだ・・・分からないのか?飼い主が犬にまず躾けること、それは『排泄』だろう」
「!」
セレナの体がビクンっと反応する。
「今から、お前の排泄は必ず俺の目の前で行わせる。これからお前は毎朝この地下調教室で俺の前で排泄する事を義務付ける。飼い犬の排泄の管理は飼い主の義務だからな、俺が許した時以外は、排泄は一切禁止だ」
「なっ・・・!」
あまりの事にセレナの顔が青ざめる。
「そっ、そんな・・・」
排泄の管理・・・?毎朝、排泄を見られる・・・? 許可なしに排泄できない・・・?「主人」の目の前で・・・?
グロダの見ている前での、人前での排泄など、乙女として、いや人間としても最低の行為だ。
そんな変態的なこと、とても耐えられない。
「・・・いやです。お願いですから、それだけはっ!」
セレナの必死の懇願に、グロダは嗜虐的な笑みで返す。
「はははっ。犬の排泄の躾けは主人の義務だからな。・・・それにセレナ、人前での排尿や排便は牝犬として当然の事だぞ」
「・・・!」
「セレナ、お前の排尿とは排便は全部俺に観察される。・・・いや、俺が命令すれば、お前はどんな場所でも脱糞し、小便を垂れ流すことになる」
人間としての尊厳を根こそぎ奪われ、犬畜生以下の扱いにセレナの心が絶望で塗りつぶされていく。
「そっ、そんなのは絶対イヤッ!お願いです、それだけはっ!」
セレナの必死の哀願に、グロダは更に嬲るような言葉を重ねていく。
「ふふ、セレナ。お前のような美しい牝犬が、人前で脱糞し、放尿する・・・そんな恥ずかしい姿を他人に見られ、嘲笑される・・・。牝犬にとって最高の悦びだろう?」
「ちがっ・・・」セレナの心を、絶望と羞恥が塗りつぶす。
グロダの目が、部屋の隅にぽっかりと開いた直径30センチ程の穴を捉える。周りに衝立などは無い排水溝のような穴だ。
「さて・・・まずは排尿からだな。『牝犬』として、『どんな場所ででも』排尿出来るように躾けてやるぞ」
「・・・!」
セレナの顔が恐怖に歪む。まさか・・・あそこで排泄しろと?部屋の隅とはいえあんな所では小水をだしたら、排泄する瞬間が丸見えになってしまう。
「あ・・・あそこで、ですか?・・・あのせめてオマルとか・・・」
「いや違う、あの穴は清掃用だ、穴の下に特殊なスライムが飼われていて、どんな物でも吸収分解する」
だが、セレナのつかの間の安堵は、すぐに絶望へと変わる。
「お前のオマルはこれだ」グロダは、セレナに大ぶりな洗面器の様なものを手渡した。
底の浅い金だらいのような形状をしているが、それは・・・。
「こっこれって!ギヤマンですか!?」

それはガラス製の透明な「たらい」であった。この世界ではガラスは非常に貴重品で、王侯ですらこれ程の物は持っていない。
このタライ一つで、家どころか屋敷が建つだろう。
「ああそうだ、お前専用の便器だ、綺麗だろう?」
だが今のセレナにとって、それはより恥辱を増すものでしかない。
透明な容器に排泄などしたら、排泄中の姿どころか、出したものまで全て見られてしまう。
「いっ、いやっ!そっそんな物で!」
セレナは悲鳴のような声をあげる。
「おいおい、ご主人様がわざわざお前の為に用意した便器だぞ、そんな物とはなんだ」
確かにこんな高価なガラス製のタライなど普通は存在しない。
グロダの『設定変更』で作られたガラス製のタライは、この世界では存在しえない透明度を持ち、宝石のようにキラキラ輝いていた。
ご丁寧に金属製のラベルが貼られ『セレナ』と刻印されている。
「おっお願いですから、せめて普通の木のタライで・・・」
グロダはニヤリと笑ってセレナの抗議を無視する。
「ほら、早くそのお前専用の『綺麗な便器』に跨がり、小便をひりだせ」
「・・・!」
セレナは絶望的な顔で洗面器を見る。この透明なガラス製の洗面器に跨がって小便をする・・・?そんな・・・!
「どうした?早くしろ」
グロダはセレナに冷たく命じる。セレナの目に涙が滲む。・・・逆らう事は出来ない、逆らえばどんな酷い仕打ちが待っているか分からない。
「うっ・・・うう・・・」
セレナは観念し、洗面器を床に置き跨がる。
カランっと音をたて、石畳にガラス製の器が置かれる。そしてセレナはゆっくりと腰を落とす。
当然大きく股が開かれ、セレナの最も恥ずかしい部分が丸見えになる。
部屋の中央に置かれた透明なオマルでは、セレナの秘所をグロダの視線から隠すものは何もない。
無意識にグロダの視線から遮ろうと、セレナは両手で股間を隠した。
「・・・おい。隠すな、両腕は『挨拶』と同じように、頭の後ろで組め」
グロダは冷たい声でセレナを叱る。
「うっ・・・」セレナの両手がゆっくりと外される。その美しい顔は羞恥に染まり、目には涙が溜まっていた。
「ふふ・・・良い格好だ、『牝犬』として相応しい姿だぞ」
グロダの嗜虐的な視線に晒される秘所が、ヒクヒクと震える。
あまりの羞恥に、セレナの目から涙が零れる。
「ふふ・・・いい格好だな、セレナ。その綺麗なお前専用の便器に小便をひりだせ」
「うう・・・ううっ」
セレナは涙を堪えながら、ゆっくりと股間から力を抜いていく。
朝から排尿をしていなかった膀胱は、すぐに小便を放出する準備を始めた。
「・・・うう・・・ううっ」
セレナは必死に尿意を押さえようとするが、下半身の筋肉を弛緩させていくと、それは次第に抑えられなくなっていく。
そして膀胱の圧力が限界を超えた瞬間・・・。
「あっ・・・ああっ!」

ジョロジョロッ! オマルに勢いよく放物線が描かれ、黄色い液体が貯まっていく。
ちょろ・・・じょろっ・・・ ガラスのオマルの底の部分に、小水が当たる音が聴こえる。そしてすぐに湯気とアンモニアの匂いが立ちこめていく。
「うう・・・」
セレナの口から嗚咽が漏れる。・・・こんな所で、こんな屈辱的な姿を人前に晒し、排尿している・・・。
しかも自分の最も恥ずかしい所を見られるだけでなく、出したものを全て見られてしまうのだ。
ちょろろ・・・ぽたっ・・・ぽたっ・・・
「うう・・・うっ」
セレナは涙を流しながら、オマルに排尿を続ける。
そして長い放尿が終わり、セレナの小便が透明なガラス製のタライにたまった。
湯気をあげる黄金の液体は、数センチ程の高さでタライの底に溜まっている。
それはまるでセレナの中の、乙女としての尊厳が溶けだしていくかのようだった。
「ふふ・・・いい小便だったぞセレナ。『牝犬』らしい排尿だな」
グロダは満足そうに言う。
牝犬調教として男の目の前で排尿するセレナ。その非現実的な光景を、グロダはじっくりと心ゆくまで観察していた。
(うーむ・・・いい眺めだな)
透明なガラス製の洗面器に跨がり、足を開いて幼女のように小便をする美少女・・・。
実に素晴らしいシチュエーションだ。羞恥と屈辱で震える乙女の小便姿など、そうそう見られるものではないだろう。
「うっ・・・うう・・・」
セレナの目に涙が滲み、嗚咽が漏れている。・・・だがそれで終わりではない。
「よし・・・おしっこは終わったな」グロダが満足そうに頷く。
セレナは羞恥と屈辱で肩を震わせている。
「さて次は・・・『うんこ』だな」
「・・・!」セレナの体がビクッと震える。
「ふふ・・・『牝犬』には当然の事だろう?」
セレナの顔が羞恥と絶望に歪む。
「・・・そっそれは、イヤッ!」
セレナが珍しく強く拒絶する。
排泄姿を見られるにしても、小便と大便では、その屈辱と羞恥は比較にならない。
人間の尊厳を踏みにじり、牝犬に堕とす調教が、今まさに目の前で始まろうとしていた。
「こっこんな所でなんてっ・・・おっお願いです!もっもう許して!」
セレナの悲痛な叫びが地下調教室に響く。
だがその哀願は当然無視され、グロダは淡々と命令する。
「おいおい、主人の言う事が聞けないのか?・・・『牝犬』のお前が」
「う・・・うう・・・」
グロダの冷徹な言葉に、セレナの目から大粒の涙がこぼれた。
グロダはそんなセレナの様子を、実に楽しそうに見つめる。
「おいおい、何を泣いているんだ?飼い犬の排泄を今から飼い主が観察してやると言っているんだぞ」
「うう・・・イヤッ・・・うぅぅ・・あぁ」
嗚咽を堪えるセレナ。だがついに限界に達したのか、幼児のように泣きじゃくり始める。
「うっ・・もう・いやぁ・・もう・・うっ・・いやッ!・・もう、ゆるして・・・」
セレナは幼女のように泣きながら、グロダに哀願する。
「ふふ、お前は泣き顔が一番可愛いな・・・だが駄目だ」グロダは冷酷に言う。
「うっ・・・うう・・・お願い、です・・・」
嗚咽混じりの哀願。だが当然聞き入れられるはずもない。
「ふふ・・・さあ、早くうんこをひりだせ」
「うう・・・うっ・・・いやッ!いやぁ・・・」
セレナは泣きながら首を振る。
「嫌じゃないだろ、ほら、さっさとやれ!」
グロダの怒声が飛ぶ。
「・・・うっ・・・うう・・・」
セレナの嗚咽が激しくなる。だがそれでも排便しようとはしない・・・。
(ううむ・・・)グロダは心の中で唸った。
おそらく小便とは違い、うんこを出すところを見られるのは、乙女としてもう本能的に耐えられないのだろう。
人間として一生さらす事の無い痴態を、自分の最も醜い姿を無様に晒す。自分から人間の尊厳を捨てる行為を、出来る筈が無かった。
意志では何とかしたいと思っていても、本能が拒絶したのだ。
「・・・うう・・・うっ・・・」
セレナは泣きながら、ただ首を振る事しかできなかった・・・。
だからこそ、この『調教』には価値がある。セレナに絶対的な羞恥心と服従心を植えつけ、従順な牝犬へと教育していくための行為なのだ。
グロダは冷酷な眼差しでセレナを見据える。
「そうか・・・まだうんこは出来ないか」
「・・・!」
セレナの体がビクッと震える。
「安心しろ、躾けのなっていないバカ牝犬でも出来るように、ご主人様が手伝ってやる」
そう言うとグロダが空中に指を動かし、何かの魔法を使う。
「あ・・・ああ・・・」セレナの口から絶望の溜息が漏れる。
そして・・・。
「・・・うっ!うああああっ!」
絶叫するセレナ。
突如として、彼女に今までの人生で感じた事が無いほどの強い便意が沸き起こったのだ。
「ううっ・・・ああっ!いやっ!」
セレナは激しく首を振る。だがその程度で便意が治まるはずが無い事は、彼女自身が一番良く分かっている。
グロダの使った魔法は、対象を強制的に排便させる事が出来る『強制排便』の魔法であった。
グロダは黙っていたが、実はこの調教の為に、魔法を使ってセレナにはここ3日ほど排便をさせていない。記憶を消される調教で前後の記憶が曖昧になってしまっているセレナは、その事に気が付いていなかった。
そして、今溜まりに溜まった便意が一気に襲いかかってきたのだ。
まるで腸ミキサーでかき混ぜられるような激痛と、下腹部の圧迫感に、セレナは気が狂いそうになる。
「ううっ・・・ああっ!」
セレナの口から絶叫が漏れる。グロダはそんなセレナを、実に楽しそうに観察していた。
「ふふ・・・浣腸してやっても良かったが、下痢便ではつまらんからな」
「ああっ!いやっ!もう、いやぁ!」
絶叫を上げるセレナ。
セレナは超人的な精神力で必死に便意に耐える。
脂汗にまみれたその美しい顔は苦痛と羞恥に染まりきっていたが、同時にどこか艶めかしさもあった。
だが、永遠に耐えられるわけでは無い、ついに限界が訪れる・・・。
「ううっ・・・ああっ!」
セレナの体が痙攣する。
そして・・・。
ムリムリィィ・・・ヌチョォ・・・。
「・・・!あっ、ああ・・・」
とうとうセレナの肛門が捲り上がり、ムリムリと黄土色の汚物が顔を覗かせる。それはまるで巨大な芋虫が這い出てくるかのようだった。
「いやっ!いやあああっ!」
絶叫を上げるセレナ。だが排便は止まらない。
ブリブリ・・・ブポポポッ・・・ブチュッ
ひり出された大便は長い一本糞として、『セレナ専用ガラス便器』の中の小便の水溜まりにポチャンと浸かり、とぐろを巻いていく。
ムリムリ・・・ムチュ・・・ムリ・・・ブリュブリュ
「ううっ・・・ぁああぁあああっ!」
ブリブリ・・・ブポポポッ・・・ブチュッ

そしてついに、その巨大な芋虫のような大便は、『セレナ専用ガラス便器』の中にべちゃっと落ちた。
長い長い一本糞をひり出し終わると、今度は軟らかい便が次々に肛門から排出されていく。
ムチュ・・・グチュ・・・ブリュブリュ・・・ブボボボボッ・・・!
それはまるで、セレナが今まで大切にしてきたもの、『一族への思い』や『騎士としての誇り』、『乙女の純情』や、少しだけ持っていた美少女としての『優越感』、そういったセレナの『全て』を、肛門からひり出し『糞便』として垂れ流しているようだった。
「うっ・・・うう・・・ああっ!」
セレナの美しい顔が、涙でグシャグシャに歪む。
ガラス製便器の中にセレナのひり出した大便が、どんどんと積みあがっていった。それはセレナの魂の『大切な何か』が腐った汚物に変り積みあがっているようだった。
やがて長い長い排泄が終わり、最後の誇りがポチャと洗面器に落ちる。
セレナにはその下品な音が、まるで自分の乙女としての人生の終わりを告げているかのように聞こえた。
セレナは肛門はヒクヒクと収縮させながら、しばらくピクンピクンと痙攣していた。
それが、大便を排出した事による開放感からか、それとも羞恥からなのかは分からなかった。
「・・・!あっ、ああっ!」
セレナの目から涙が止めどなく流れ落ちる。
それは「人間」としての尊厳を汚され、その全てを否定された少女の流す涙だった。
グロダはその美しくも惨めな姿に満足し、しばらくじっくりと鑑賞する。
そしてセレナの耳元に口を寄せると言った。
「ふふ・・・『牝犬』らしいいい排便だったな」
「・・・うう・・・」
嗚咽を堪えるセレナ。その瞳からはさらにとめどなく涙が流れていく。
「どうだ?生まれて最も恥ずかしい行為を晒した気分は?」
「・・・いやっ!もう・いやぁ!」
泣きじゃくりながら首を振るセレナ、その顔は羞恥に染まり、耳まで真っ赤になっていた。
「ははっ、お前のような美少女が出したモノでも臭い物は臭いな!」
そう言ってグロダは、汚物でいっぱいになった『セレナ専用ガラス便器』の中を覗く。
「ふふ・・・どうだ?自分の出した糞の臭いは?」
セレナは泣きながら、自分の排便した汚物が入ったガラス製の洗面器を見つめていた。
それは一人の人間が出したとは思えないほど大量の、巨大な芋虫のような大便であった。
(ううっ・・・わたし、こんなモノを・・・)
あまりの恥ずかしさに気が狂いそうだ。
思わず顔を背ける。その美しい顔から流れる涙と鼻水で、美貌が台無しになっている。
「ふふ、なかなかの排便量だな。かなりの時間我慢してたんだろ?」
セレナは答えない。だがその沈黙がグロダの問いへの肯定を表していた。
「うう・・・もう、いや・・・」
セレナの嗚咽が更に大きくなる。
グロダは、その美しい少女のグズグズに崩れた姿をしっかりと堪能する。
大便をひりだしながら泣きじゃくる美少女・・・。実に倒錯的な光景だ。
「ふふ、どうだ?『牝犬』らしい排便は?気持ちよかっただろ?これから毎日、毎朝この便器で排便してもらうからな」
「うう・・・ぐすっ・・ううぅ・・あああぁぁ・・・うぅう」
セレナの嗚咽が大きくなる。冷たい石造りの地下室にセレナの嗚咽のみが響いていた。
その日からセレナは、毎朝この「セレナ専用ガラス便器」で排便をさせられる事となった。
その行為は、セレナの銀狼族としての誇りを徹底的に傷つけ、彼女を無様な牝犬へと堕としていくのであった。