処女喪失

セレナは泥の底から浮かび上がるようにゆっくりと目を覚ました。
意識が戻るにつれ、周囲の光が眩しく、新たな世界に引き込まれるような感覚に陥る。長い夢から覚めたような不思議な気分の中、頭の芯はまだ熱く重い。
倦怠感を振り払おうと頭を振ると、シルバーブロンドの髪が左右に流れキラキラと光った。

「ここは・・・どこ?」

セレナの声が部屋に響くが、当然返事はない。
周囲を見渡すと、そこにはシンプルでナチュラルな家具が並ぶ明るい部屋だった。

どれほどの時間が経過したのかは分からないが、大きな窓からはすでに柔らかな陽光が差し込み、部屋全体を優しく包み込んでいる。

(光の加減からして、もう昼過ぎね、昨夜からかなり経っている)

陽光の角度を見て時間を推測する。実際、昨夜の襲撃から一夜が明け、すでに15時を過ぎていた。『設定変更』の副作用もあり、セレナは深い眠りに落ち続けていたのだ。
意識が徐々にはっきりしてくる中、彼女はゆっくりと体を起こした、すると、シーツがさらりと滑り落ち、上半身が露わになった。

一瞬、驚きに目を見開く。自分が一糸まとわぬ姿であることに気づいたのだ。羞恥と動揺が一気に押し寄せ、胸元を慌てて隠そうとする。
窓から差し込む光が、彼女のきめ細やかで白い肌をほのかに照らし、まるで柔らかな輝きを放っているようだった。
セレナ本人からは見えないが、細い腰や大きめのお尻など、女性らしい柔らかな曲線がさらなる美しさを引き立てていた。

 

どうやら豪華なキングサイズのベッドで寝ていたようだ。
高級そうなシーツが身体を優しく包み込み、まるで絹のような感触が広がる。
白く巨大なベッドだ。明らかに一人向けではない。

だが、今はこの部屋には自分一人のようだ。

(この場所は一体何なの?)
セレナは自分がここにいる理由が分からず、必死に記憶をさかのぼる。
(・・・昨日の夜、『キネルロス』のアジトに襲撃をかけて・・・)
彼女脳裏に、あの謎の男との戦いの記憶が鮮明に蘇る。
まるで全てを見透かすような視線、抵抗する間もなく倒された感覚、そして何より最後の彼の暗い笑みが心に深く刻まれていた。

(わたしは・・・敵に捕まって・・・)
そこまで思い出し、改めて周囲の状況を確認する。
牢獄では無く、普通の部屋のようだ。
手足を確かめる。鎖も縄も見当たらない。
(・・・・監禁されているわけでは無いみたいね)

彼女は知らなかったが、そこは昨夜騎士団が襲撃したグロダの屋敷の三階にある、ゲスト用の寝室であった。
温かみのある木製の家具の、落ち着いた雰囲気の部屋だ。しかし、その中央にあるキングサイズのベッドだけが異様な存在感を放っていた。

シンプルながら部屋の広さにそぐわないほど大きなベッドは、どこか異質な雰囲気を漂わせる。真っ白なシーツは清潔感があるものの、妙な違和感を掻き立てた。
性的経験の無いセレナには分からなかったが、寝台だけ大きいその部屋のレイアウトは、まるでラブホテルのような淫靡なバランスを持っていた。
・・・そして、この部屋はグロダが『能力』を使って、女を調教するための『調教室』でもあったのだ。

セレナは全裸の体にシーツを巻き付けながら、混乱した思考を巡らせた。

 

(服を脱がされてい・・・わたしは辱めを受けたの?)

心の中で浮かぶ疑問に、彼女は困惑を隠せない。昨夜から記憶が飛んでいる事も不安に拍車をかけた。
(いや、それならば意識が目覚めるはずですし、身体にもそんな感触はありません。何か酷いことがあったわけでは無い・・と思う・・・?)
次に仲間達の安否が気になった。

(カレンは?みんなは?)
カレンはどうなったのだろう?部下の騎士団は?全員無事なのだろうか?思いを巡らせると、不安がますます膨らんでいく。
焦燥が募る中、最後に聞いた男の言葉が脳裏にこびりつく。

(「俺はプレイヤーではない。・・・俺はゲームマスターだ」)

(あの男が最後に言った「ゲームマスター」とは一体何だったのか?)
その意味を考えるたびに、男の暗い笑みが脳裏に焼き付き、セレナは男の正体について形良い柳眉を寄せながら思考を巡らせるのであった。

 

 

 

 

カチャリ、と扉が開き、プレイヤーと名乗った黒髪黒目の男が入ってきた。
黒の服に包まれたその姿は、ナチュラルで明るい色合いに満ちた部屋にはまるで似つかわしくなかった。

「あなたっ!」

「・・・グロダだ。ここではそう名乗っている」
男がやや面倒そうに答えた。

「グロダ!あなたがやはりボスなのね!ここはどこですか? 仲間たちはどうなったの?」
セレナは柳眉を逆立てて、叫ぶように問う。
美少女は怒る姿もまた美しい。

彼女の問いに、男は少しも表情を変えず静かに答えた。

「・・・お前の仲間は帰った」
「どういうことです?帰った? どうしてわたしだけここに?」

男・・・グロダは冷淡な口調で告げた。
「ここはお前たちが襲撃した『キネルロス』のアジトの三階だ。お前の騎士団は昨夜ボスを捕らえ、今は騎士団基地で尋問中だ」
「??何を言って・・・?」
「もっともボスと言っても、その辺を歩いていたただの通行人だがな。だからもちろんいくら尋問しても何も知らない」
「ちょっと待って、何を言ってるのですか?」
セレナの困惑をよそに、男は続けた。
「そしてお前は『魔法毒に被曝し、一ヶ月入院療養中』ということになっている」
「え?療養中ってことに・・なってる?一ヶ月も?」
グロダは唇の端をわずかに歪める。
「言っただろう、俺はゲームマスターだと、そういう『設定』に変えた」

セレナは彼の冷たい瞳を見据えながら、その言葉の意味を理解できずにいた。
「ゲームマスター?設定?変えた?何を言ってるの?」
説明を受ければ受けるほど、セレナの混乱は深まっていく。

 

グロダはため息をつき、椅子に深く腰を下ろした。
「30年ほど前、日本に『アビスファンタジア』というRPGがあった」
低く威圧的な声で語り始める。

セレナは眉をひそめた。彼女にはゲームというもの自体、よくわからない。

グロダは彼女の反応を気にせず、一方的に話を続けた。
「このゲームで遊んでいた者が意識を失い、死亡する事例があった。噂ではそれは『死』ではなく、魂がゲームの中に吸い込まれたのだと」
「・・・何を言っているの?」

セレナの困惑を無視してグロダは話しつづける。
「おそらく、その死んだ連中がお前らの言う『プレイヤー』だ。そして、俺はその古いゲームを携帯ゲーム機用の移植をしてたプログラマーだ。ある日、気がついたらここにいた」

セレナは男の言葉をただ聞くことしかできなかった。グロダが何か重要な事を伝えようとしているのは分かるが、言葉の意味が全く分からない。
彼女の中でのゲームとはトランプやチェスなどの事であり、世界など関係がないモノであった。

「あなたが何を言っているのか全く分かりません!わたしを早く解放しなさい!」
グロダは薄く笑う。
「誇り高い銀狼族が聞いて呆れる。ただの愚かな犬だな、お前は」
「犬ですって!?」
セレナの蒼い瞳が怒りに燃えた。
「わたしは誇り高き銀狼族です! 犬呼ばわりなど、絶対に許さない!」
セレナの怒声が部屋中に響き渡り、彼女の中に宿る銀狼族の誇りと決意が一層鮮烈に輝いた。
銀色の髪が揺れ、透き通るような白い肌に紅潮が浮かぶ。その姿はまさに獲物を睨む狼そのものだった。
だが、グロダは冷たい笑みを浮かべたまま、まるで動じない。

「いや、お前は犬だ。これからお前を調教して、従順で忠実な、主人を愛する『立派な牝犬』になってもらう」
「ふざけないで!」
セレナは牙を剥き、怒りとともに飛びかかった。
だが――
踏み込んだ瞬間、セレナは違和感を覚えた。足元が少しふわりと浮くような感覚、体が思ったように動かない。
「えっ・・・!?」
いつもならば一瞬で加速できるはずの足取りが重く、四肢の反応が鈍い。思うように前進できない。

「遅いな」
グロダは一瞬で彼女の腕をつかむと、押し倒し身動きを封じる。

セレナは驚愕した。どうして自分の体がこんなに鈍くなったのか、全く理解できなかった。

「な、何で・・・?」

彼女は必死にグロダの手を振り払おうとするが、力が入らない。全身が泥になったように感じる。抵抗しようとすればするほど、無力感が胸に迫ってくる。
セレナの目に一瞬恐怖が浮かんだ。それは自分でも信じられないことだった。誇り高い騎士である自分が、こんな事に恐怖を感じるはずがない

「お前のレベルを1に戻しておいた」
低い声でグロダが告げる。
「レベル?何を言っているのですか?なにかのデバフを掛けているの?卑怯者ッ!」
グロダはセレナの腕をつかんだまま背中に捻り、うつ伏せにベッドに押し倒し、上から圧し掛かるように押さえつける。

「今のお前はただの年相応の少女と変わらない。いや年齢以下の力しか出ないだろう」

グロダの声が、彼女の耳元で響いた。その言葉がまるで重い枷のようにセレナの心に沈み込んでいく。自分が力を失ったことを、今、ようやく実感する。

「放しなさい!」

セレナの叫びは空しく消えた。グロダの手は鋼のように硬く、びくともしない。押しつけられた体から伝わる熱が、不快なほど肌に焼きついた。
セレナは自分の力がこの男に封じられている事を理解した。
どれほどもがいても腕は振りほどけず、圧倒的な力の差を思い知らされる。

(これが男の力・・・?)

心の中で呟いた自分の弱さに、セレナは唇を噛んだ。戦士であり騎士隊長である自分が、こんな感情を抱くなんて――。
ベッドに押さえつけられた彼女の体は、力を奪われ、ただの少女同然だった。銀狼族の誇りが、無力感に押し潰されていく。

「どうした銀狼族、こんなものか?」
グロダの冷たい嘲笑が耳元で響く。ゆっくりと伸びてくる彼の手が首筋に触れた瞬間、セレナの体がわずかに震えた。

(怖い)
湧き上がる恐怖を否定しようと、セレナは必死に耐えた。銀狼族の最後の生き残りとして、屈するわけにはいかない。
だが、鼓動は隠せなかった。震える首筋が、彼女の無力さを雄弁に語っていた。

 

「飼い犬には首輪が必要だな」
グロダの手には、いつの間にか黒革の首輪が握られていた
大型犬用の黒い革製の首輪で、ゴツゴツと分厚く、金属製のカギとリード用に輪がついている。

太く無骨なその首輪は、まるで『服従』を象徴するかのようだった。

「今からお前にこれをつけてやる」
絶望的な宣言をし、グロダは素早くセレナの細い首に黒革の首輪を巻き付ける。
首筋に冷たい革の感触が押し当てられると、背筋にぞくりとした震えが走った。

「・・・やめて・・・」
掠れる声が漏れ、セレナは自分の口から懇願の言葉が出たことに驚く。

だが・・・
――カチリ――

首輪が固定される音が響く。

魔法の首輪が淡い光を帯びると共に、セレナの身体から最後の力が抜け落ちる。

「これで、お前は俺のものだ」
グロダが呟いた言葉に、セレナは反射的に顔を背けた。
男に抗う力を失った――その事実が、セレナの心に重くのしかかっていた。
指先でそっと首に触れると、ひんやりとした革の感触が伝わった。そこにあったのは、黒く艶めく首輪――逃れられない支配の証であった。

 

 

「ハッハッハ、良く似合っているぞ、さすが牝犬族だな」
グロダが嘲笑しながらセレナを解放すると、魔力で鏡を作り、彼女の前に浮かべた。
否応なく、セシルには犬のように首輪がまかれた自分の姿が目に入ってくる。

「なっ・・・こんな」
驚愕に目を見開くセレナ。

細く華奢な首にその黒革の首輪は妙に似合っており、透き通るように白い肌や浮かび上がった鎖骨にその黒がよく映えていた。

黒革の首輪はまるで肌に吸いつくかのように締め付け、魔力の波動がセレナの心臓にまで響いてくる。
その異様な感触に、セレナは思わず身を強張らせた。

 

「気に入っただろう?」と、グロダがニヤリと笑う。
セレナは険しい表情で首輪を引き剥がそうとするが、固く彼女の首に絡みつき、微動だにしない。

「こんなモノを付けられても、わたしは決して屈しません。たとえあなたが何をしようとも、必ず打ち勝って見せます」
青い瞳を鋭く光らせ、勝ち気な表情で睨みつけるセレナ。

しかし、男の圧倒的な力と不気味な雰囲気に、声の奥にわずかな揺らぎが混じるのを自覚する。
「・・そうか、愉しみにしておく。・・・それでは調教を始めよう」
低く嘲るような声には、これから始まる”調教”への期待が滲んでいた。

 

 

グロダは首輪をつけたセレナを見下ろし、冷たく笑いながら口を開いた。
「さて、セレナ。この首輪には『服従の呪い』がかけられている。お前が少しでも反抗しようものなら、魔力が脊髄に流れ込んで、全身が力を失う。」
「な・・・、何ですかそれ! 卑怯者!」
彼はさらに言葉を続ける。

「もう一つ、お前の神経に直接魔力が反応し、激しい痛みを与えることもできる。虫歯になったことがあるか? あれと同じように、神経を直に刺激される痛みが全身を駆け巡る。中々のものだぞ」
「う・・・、うう・・・」
「抵抗する度にお前に痛みを与える。痛みを恐れ、絶対服従することが一番賢明だとすぐに理解できるようになる」

グロダは冷ややかな笑みを浮かべ、さらに言葉を続けた。
「まあ、お前みたいな馬鹿犬は、痛みを何度も与えないと覚えないからな。抵抗を続ければ、そのたびに痛みが待っていることを肝に銘じておけ。俺の調教によってどれだけ従順な牝犬になるのか、今から楽しみだな」

「う、うう・・・、く・・」
セレナは目に涙を浮かべて、グロダを睨みつけた。

「いい顔だ。そういう反抗的な目はゾクゾクする。お前の調教は愉しいものになるだろうな。覚悟しておけよ?」
「ううう・・・、絶対に許しませんから・・・」

グロダがパチンと指を鳴らす。
どうやらそれが首輪への魔力の合図であったようで、セレナの全身から力が抜け、上手く動けなくなる。

「いきなり電流を流して、『痛み』を教え込んでも良いんだが、それでは折角のチャンスが無駄になるからな」

「チャンスって、一体、何を・・・」
力の入らない体で、精一杯顔を上げグロダを睨みつけながらセレナが問う。
「決まっているだろう、お前の処女喪失のだ」

グロダの底冷えのする声に一瞬の恐怖を感じ、セレナは動かぬ体で何とか逃げようと身をよじる。
だが、『設定変更』によってレベルを失い、いま首輪の魔力によって動きの封じられているセレナの体は芋虫のようにゆっくりとしか動かない。

「く、来るな! この変態!」
「変態とは酷い言われようだ。俺はお前を従順な牝犬に調教しようとしているだけだ」
ベッドの脇に立っていたグロダは、そんなセレナの姿をあざ笑いながら、改めて眺める。

「ふむ、美しいな。透き通るような白い肌と流れるような銀髪が実に素晴らしい。スタイルも良く、胸と尻が大きいのもいい」
セレナの身体は、どこまでも滑らかで完璧な曲線を描いていた。大きく膨らむ胸元から、なめらかな腰、そしてしなやかな脚に至るまで、まるで精密に彫り上げられた彫刻のようだ。
透き通るような白い肌がかすかに輝きを帯び、血が脈打つたびに生命の熱を内に秘めるかのように、微かに赤みを帯びている。

「や、やめて・・・。うう・・・、見ないで・・・」
セレナは両胸を腕で隠すようにしながら身をよじるが、四肢に上手く力が入らず寝転がったまま身を捩る姿は淫靡さよりも滑稽さを感じさせる。
「くく、綺麗で、艶めかしい。まさに理想の牝犬だ」

「うう・・・、うう・・・」
セレナは羞恥と悔しさに啜り泣くが、その顔は赤く染まっている。

そんなセレナの顔をグロダは覗き込むようにして眺めると、その耳元に口を寄せて囁いた。
「だが、その美しい顔も、すぐに俺のチンポを咥えて悦ぶ牝犬の顔に変わってしまう」
「うう・・・、い、いやあ・・・」
セレナは目に涙を浮かべて首を左右に振りながら拒絶の声を上げるが。グロダはニヤリと笑うと、手早く自分の服を脱ぐ。

ざっざっと衣擦れの音が響き、あっという間にグロダが全裸になる。
セレナの肢体に興奮しているのか、グロダの肉棒は既にギンギンに勃起していた。
蛇のような痩身に似合わず、肉棒はかなりの大きさだ。長さは20センチを超え、太さも5センチ以上あるだろう。亀頭は拳のように大きく張り出し、真っ黒に淫水灼けしている。そして野太い胴部にはそれこそ蛇 のように血管が這い回っていた。

(うう・・・なんなのよ、あんなの見た事ないっ)
巨大な肉棒の偉容にセレナが恐れおののく。
セレナは処女であったが、騎士団として訓練後の同僚や、違法売春の踏み込みなどで何度も男のモノを見ていた。
だが、目の前で淫臭をまき散らす『ソレ』は今まで見た物とは圧迫感が全く違う。
グロダの肉棒はまるでおぞましい大蛇のようだ。
そして今その大蛇の前には、まるで獲物のように震えて動けない白い子ウサギがいるのだ。

「くく、そんなに怯えることはない。これから毎日俺のチンポをしゃぶらせてやる。そのうち自分からねだるように躾けてやるから楽しみにしておけ」

「う、うう・・・、い、いや・・・」

今の自分が無力な獲物に過ぎない事をセレナは本能的に理解する。

ドクンっ

その事を認識した瞬間、セレナの鼓動が一度だけ跳ねる。
(なに?!なんなの?)
セレナは本能的な『何か』を連想して、鼓動が跳ね上がったのだ。

 

「く、来るな! 来ないで!」
セレナは必死に叫ぶが、グロダは意に介さず、ゆっくりと近づいてくる。
そしてベッドの脇まで近づくと立ち止まり、そのままベッドに上がる。
ギシッという音と共にベッドのスプリングが軋む。

「い、いやっ・・・」

「何を怯えている、お前ひょっとして処女か?」

「っ!」
グロダの指摘にセレナは言葉を詰まらせる。
ステータスの確認で、セレナが処女であることをグロダは既に知っている。だが、乙女を嬲るためわざと問いかけているのだ。

「くく、処女か、いいだろう、俺が、銀狼騎士団隊長セレナの初めての男になってやる」
「ふっふざけないでっ!誰があなたなんかに!」
セレナは必死の抵抗をするが、首輪の魔力に縛られている体では思うように抵抗出来ない。

「ひっ・・・こ、来ないで!」
「くく、いい顔だ。もっと泣き叫べ」
それでも何とかグロダを振り払おうとするが、グロダが強い力で腕を掴む。
今まで戦ったどんな敵よりも強く、重い力だ。
まるでこの強さと重さこそが、『男』であるとセレナに教え込むようだ。

「どうした、ほらもっと抵抗してみろ」
グロダが愉快そうに告げる。

「いやっ、このっ!放しなさい!」
セレナは全力をだして何とかもがくが、そのたびにグロダに抑え込まれてしまう。

「ほら、もっと抵抗しろ」
セレナの肌をその掌で感じながら、グロダは舌なめずりをする。
そして横から抱きかけるようにセレナ押さえつけると、ゆっくりと胸元に手を伸ばした。

「やめてっ!・・そんなとこ・・・!」

乳房を捕まれた瞬間、『設定変更』によって感度が上昇しているセレナに激しい快感と嫌悪感が走る。
(ああ・・・こんな奴に・・・)
悔しくて涙が出てくる。
だが、そんなセレナの心を弄ぶかのように、グロダの指はセレナの胸を揉みしだいていく。
セレナの巨乳がグニュグニュとグロダの手で揉みこまれる。

 

「やはり、いい胸だ」
「くう、ううっ」
セレナは必死に声を抑えるが、それでも漏れ出してしまう。
グロダの掌の中で、乳首が固くなってしまっているのが分かる。

(なんでっ?なんでこんな!?)

それは『設定変更』の効果であるが、もちろんそんな事はセレナには分からない。

「感度も良いようだな。」
「くっ、この変態っ!放して!」
「ふん、まだそんな口が利けるのか?まあいいさ、これからたっぷりと躾けてやる」
そう言うとグロダはセレナの乳首をペロリと舐めた。
「ひぃっ!!」
その瞬間、セレナは身体に電流が走ったかのようにビクンと跳ねる。

「くく、可愛い反応だな」
グロダはそのまま舌で転がすようにして舐め続ける。
「や、やめ・・・ああん!」
乳首を舐められる度に甘い痺れが走り、セレナの口からは艶っぽい声が漏れてしまう。

(な、何これ?こんな声出した事ないのに!)

これは、グロダの『設定変更』により感度と合性が最高に上がっているからだが、セレナにはもちろんそんな事は分からない。

「くく、どうした? 随分と感じているようじゃないか」
「そ、そんなこと・・・ない・・・」
セレナは必死に否定するが、その声は弱々しく弱々しい。

(うう・・・こんな奴に感じさせられるなんて・・・)

悔しくて涙が浮かんでくる。
だが、グロダはそんなセレナをあざ笑うかのようにさらに強く乳首を吸いあげる。
「ああ!だめぇ!」
その刺激にセレナは大きく仰け反り、体を痙攣させる。
「ははっ、胸だけでイケそうだな、ほらもっと鳴け」
グロダはそう言うとさらに強く吸い付いた。

「ああ!だめ!吸わないでぇ!」
セレナの絶叫が響く。
しかしそれでもグロダは止めることなく責め続ける。

「んぁっ・・・くぅはぁ・・・!」
「くく、どうだ?」
「う、うそ・・・こんなのって・・・!」

「ほら、こっちの方も弄ってやろう」
そう言うとグロダはセレナの股間へと手を伸ばしていく。
そしてゆっくりと割れ目をなぞるように指を這わせた。

(いやっ)

「や、やめなさい!」セレナは必死に抵抗するが、魔力に縛られている状態では抵抗らしい抵抗も出来ない。

「いい反応だ」
グロダはそのまま割れ目をなぞり続ける。
そして次はゆっくりとセレナのクリトリスへ指をのばしていった。

「い、いや!やめて!」
セレナは必死になって叫ぶが、その声は弱々しいものだった。

だがそんな声を無視して、グロダはセレナの蜜豆を指で嬲り始める。

(くうっ・・・)

セレナは歯を食い縛りながら必死に耐える。だが、その努力も虚しく、すぐに甘い声が漏れ始める。
「あっ・・・ああん・・・」
(なんで?・・・なんでわたし・・・)

「ほう?もう感じてるのか?」
「ち、違う!感じてなんか・・・ああ!」
否定の言葉を遮るようにグロダがさらに強く動かし始める。
「どうだ?素直になれよ」
(くぅ・・・悔しい)
悔しさに涙が溢れてくるが、それでもセレナは必死に耐え続ける。

「強情だな。だが、いつまで耐えられるか楽しみだ」
グロダはさらに激しく指を動かす。
そして同時にセレナの乳房を口に含んだ。

「ああ!だめえ!」

乳首と秘所を同時に責められる快感にセレナが絶叫を上げる。
その反応を楽しむように、グロダは執拗に責め続けた。

「やだぁ!やめてぇ!」
(くぅ・・・こんな奴に・・・)
「どうした?もう降参か?」
「だ、誰がっ!」
セレナは必死に否定するが、その言葉とは裏腹に体は小刻みに震えている。
「ははは強情な奴だ!ではそろそろ本番といこうか」
グロダはそう言うとセレナの体を一度放すと、ベットの上でセレナの下半身の方に回る。
そして、押さえつけるようにセレナの両方の太ももを掴んだ。

「やっ、やめろっ、触るなっ!」
今までにない強い言葉で彼女は叫ぶが、虚しく部屋に響くのみだった。
力を振り絞り、動けない体を捻じらせて脱出を試みるが、グロダの力にはビクともしない。

 

「動くな!」
業を煮やしたのか、グロダが魔法を発動する。
途端、首輪から魔力が走り、さらに全身の力がぬけて弛緩する。

「くっ、ああ・・・っ、どうして・っ・・こんな・・・」
セレナが悔しそうに呻き、グロダを見上げる。

「では御開帳といくか」
グロダはセレナの白い太腿掴み、ガバッと大きく開く。
そして彼女の秘所へと顔を近づけた。
「い、いやっ・・・見ないでっ・・・!」
セレナが涙目で拒絶をするが、グロダは構わずセレナの秘所をマジマジと観察する。

 

セレナのそこは処女らしく桜色の陰唇が左右形よく整って、清純そうに閉じ合わさっており、 上部には小さなクリトリスがつつましやかにちょこんと座っている。
先程、指で散々に嬲られたとは思えないほど、ぴったりと閉じられたそこは、まだ男を知らない清らかさを 残していた。

「綺麗なオマンコだな。色も良い。桜色の陰唇がぴったり閉じ合わさっているな。処女らしい清純さだ」
「やっ・・・見ちゃだめ・・・」
セレナが泣きそうな声で言うが、当然無視される。

「クリトリスは小さめか、まだそんなに弄ったことは無いようだな」
「ううっ・・・いやっ・・・」
セレナは羞恥に?を赤く染める。
「陰毛はかなり濃いめだな、髪と同じ銀髪か。ケツの穴の毛も銀髪か。くはは、ケツの穴まで銀色とはな! 」
「いやっ・・・言わないで・・・」
乙女の最も大切で、最も恥ずかしい部分を、無遠慮な視線で観察されながら嘲笑われ、セレナは屈辱感と恥ずかしさに顔を真っ赤に染める。

「くくっ、恥ずかしがることは無い。この銀髪の陰毛は、お前の美しい容姿にとても似合っているぞ」
「うう・・・そんな・・・」セレナは耳まで真っ赤にしてうつむく。

「では次は中のチェックだ」
グロダの指が乙女の花弁に触れると、そのままためらいもなく開いていく。

「うっ・・・んっ・・・やめて・・・ああっ・・・」
セレナの拒絶もむなしく、鮮やかなサーモンピンクの粘膜がむき出しとなり。中央の黒い肉穴の先が薄膜まで丸見えになった。
「ほう、綺麗なものだ。それにちゃんとあるな処女膜が!牝犬らしくどこか道端で勝手に交尾しているのかと思ってたぞ!」

「ああぁぁぁっ!だめぇぇぇぇぇっ――ッ!」
最も恥ずべきところを覗かれる羞恥に、セレナの口から絶叫がもれる。

「ふふ・・・お前は悲鳴まで美しいな、その恐怖の声、これから何度でもあげさせてやる」
その男の低い声が耳に届くと、セレナの背筋にゾクゾクと不思議な興奮が走り抜ける

(・・・なに!なんなの?)

セレナが自分から沸きあがる不思議な感覚に混乱している間に、グロダはセレナの足の間に体を潜りこませる。

ピトリッ

指とは比べ物にならないほど太く長いものが、セレナの秘所の入り口にあてがわれた。
「ひぃぃっ!」
秘所に感じるその肉塊のあまりの熱さに、セレナが短く悲鳴を上げる。

「さあ、いくぞ」
「やだっ!やめてっ!お願いだからっそれだけは許してぇっ!!」
サファイアのような澄んだ青い瞳を、涙で濡らし懇願するセレナを無視して、グロダは凶悪な肉棒をゆっくりと突き入れていく。
「ああぁっ!だめっ!お願いっ!」
メリメリと敏感な粘膜を引き裂きながら、熱くて硬い肉の塊が進入してくる。
「きゃああああああっ、いやぁぁぁぁぁ――ッ!」
そして、ついにその亀頭の先端が処女膜に触れた。
恐怖と激痛のあまりセレナの体がガタガタ震えだす。
だがグロダは何の容赦もなく、剛直を一気に突き入れセレナの純潔を散らす。

ブツッ!!ブチブチィイイッ!

純潔の証である処女膜が、無惨にも引きちぎられる音がセレナの胎内に響き渡った。

「あ゛あ゛ぎゃぁ゛あ゛っ!!」

オマンコから身体を二つに引き裂かれるれるような痛みに、セレナの体が弓なりに反り返る。

 

「ははっ!これでお前の純潔は失われたぞ。牝犬にしては貴重な初物だったな!」
乙女にとって最も大切な純潔を散らされ、破瓜の痛みに涙を浮かべるセレナにグロダは無情な言葉をかける。

「あ゛っ・・・ああっ・・・あああっ」
媚肉を裂かれる痛みと、純潔を喪ったショックに、セレナの瞳から大粒の涙が次々と溢れ出す。

(あ・・・ああ・・・、わたしの・・・初めてが・・・)

孤高の騎士であるセレナとて年頃の乙女である、いつか愛する人と結ばれ、その男性に純潔を捧げる日を夢見ていた。
だが、その乙女の夢は卑劣な男の欲望によって無残にも散らされたのだ。

「お前の初めての男は俺だ、死ぬまで忘れるなよ」
グロダはそう言うと、セレナの涙をベロリと嘗めとった。

「ううっ、ああっ・・・いやぁ・・・」
あまりのショックと痛みに、セレナは嗚咽を漏らして泣きはじめる。
セレナの涙に嗜虐心をそそられたのか、グロダは処女を破った所で止まっていた肉棒を、さらに奥まで突き入れてきた。

「あ゛あ゛あ゛ッ!やべてぇっ!!」
先程まで処女であった肉穴を無理矢理引き裂かれる激痛に、セレナの目から涙がこぼれる。

だがグロダは構わずにさらに深く突き入れてきた

「あ゛っ・・・おごっ・・・」
ゴンっと引き締まった肢体の最奥から衝撃が走り、セレナが細い頤を跳ね上げ野太い牝声をあげる。

「くく、わかるか?お前の子宮口に俺の先端が当たっているぞ」
グロダはそう言うとさらにグリッと押し込んで来た。
「あぐぁっ・・・、お゛ぉッ・・・」
子宮口まで達した肉槍が、子宮ごと内臓を突き上げたのだ。
その凄まじいまでの圧迫感に、セレナの口から獣のような呻きが漏れる。

「お゛・・・あ゛っ・・・」
あまりの大きさに声も出せず、セレナは口をパクつかせることしかできなかった。
グロダのモノが根元まで完全に埋まり、二人の股間部がぴったり密着した状態で動きが止まった。

 

「あ゛っ・・・あ゛・・・、お゛ごぉ・・・」
グロダの肉棒がセレナの処女穴を貫き、完全に串刺し状態にされている。
内臓を押しつぶされる圧迫感に、セレナの口からは濁音が漏れるばかりでまともな言葉を発することが出来ない。

「くく、どうだ?初めて男に貫かれた感想は?」
「お゛っ・・・、あ゛ぅ・・・・くっ、ふぅ・・・!」
「ふん、言葉もでないか」

グロダはそういうと、今度はゆっくりと腰を引き始める。

「お゛ぉッ!やべでぇっ!!んぅ、ぅぅ・・・」
内臓を引きずり出されるような異常な感覚に、セレナの口から嗚咽が漏れる。
だがグロダは容赦なく肉棒を引き抜く、太いカリがセレナの膣口まで引き戻され、膣が捲りかえされるような痛みにセレナの意識が飛びかける。
「お゛っ、あ゛がっ・・・」

ドンッ

そして再び子宮口まで一気に突き入れる。

「お゛ごぉッ!」
そのあまりの激しさに、セレナの口から獣のような叫びがあがる。
(痛いぃっ!苦しいぃ!)
処女膜を破られたばかりの狭い膣道を巨大な肉槍で押し広げられる苦痛に、セレナは涙を流しながら悶絶する。

「くはは、どうだ?気持ちいいだろう?」
グロダはそう言いながら、さらに激しく抽挿を繰り返す。

ズチュッ!グチュッ!ヌチャァッ!!

「お゛ッ!あ゛ッ!あがぁ!」

子宮口をノックされ、内臓を引きずり出されるような衝撃にセレナは獣のような叫びを上げながら体を痙攣させる。

「くく、良い声で鳴くではないか」
グロダはさらに腰の動きを加速させる。

「お゛っ・・・お゛っ・・・お゛ぉ・・・うごぁ・・ぎぃ・・・」

グロダの剛直に膣穴を限界まで拡張されて、セレナの口から濁った悲鳴が漏れ続ける。
あまりの激痛にセレナの意識が遠のく・・・。
だが、そのタイミングを見計らったかのようにグロダが子宮口を突き上げた。

ドチュンッッ!!

「あぎぃッ!!」
意識を失いかけた所で子宮を突かれて、セレナは強制的に覚醒させられる。

(痛いっ!苦しいっ!もうやめてぇっ!)

セレナは銀糸のように輝くシルバーブロンドの髪を振り乱し、駄々っ子のようにイヤイヤをする。
限界を超えたセレナの肉体と精神の双方が悲鳴をあげる。

「お゛っ・・・だめっ、お願い・・・やめてぇぇっ!あ゛ぁ・・・」

涙と鼻水で顔をグチャグチャにしながら、セレナが哀願の声を上げる。
魔法で縛られた肢体を何とかくねらせ、逃れようともがく。
だが、男にまさに肉体の芯を串刺しにされている状況では、ただただ哀れな牝の力無い抵抗でしかない。

「くは、いいぞ。もっと泣けっ!叫べっ!」
グロダはそう言うとさらに激しく腰を打ち付ける。

「あ゛あ゛っ!やめてぇ!」

セレナは涙を流しながら絶叫を上げる。

「お前は泣き声が実に可愛らしいな、もっと泣け、叫べ!」
「あ゛っ!あぎぃっ!」

子宮口を突き破らんばかりの衝撃がセレナを襲う。
男の剛直が乙女の膣内を蹂躙するたびに凄まじい痛みが走り、子宮口を突き上げられる度に吐き気を伴う圧迫感で息がつまりそうになる。

「お゛っ、あ゛がぁっ!」

少女の抵抗が心地よいのか、セレナの胎内の肉棒がどんどんと硬度をましていく。
「あ゛っ、あ゛ぁ・・・!」
そして、セレナの膣内でグロダの剛直がさらに一回り大きくなった。
ドクンドクンと大きく脈打つ灼熱の肉棒を、セレナは体の奥底で感じる。

「あ゛っ、あ゛ぁ・・・!」
「くく、そろそろ一発目を出してやる、最初は当然中出しだ!」
「あ゛ぁ、やめぇ・・・あぐぅっ!」

セレナの言葉を無視し、グロダはピストン運動のスピードを上げる。
グロダは牝奴隷の処女を奪った時は、必ず胎内射精をする事にしている。その胎内に、自分の所有物であるという証を刻みつけるとともに、牝奴隷に生涯消えない初めての男の記憶を植え付けるのだ。
稀にそれで妊娠してしまう事もあるが、それはそれで昏い悦びがある。妊娠の事実は、牝奴隷の心に一生消えない楔を打ち込み、その心をより強く縛り付ける。
愛する男の子供ではなく、グロダの子を孕む事で、牝奴隷の心は完全にグロダの物になるのだ。

「あ゛ぁ、だめぇっ!中はダメぇ!」
セレナは必死に哀願するが、その願いが聞き届けられる事はない。

「ぅぐっ・・・がぁあぁぁ!」
グロダはさらに強く腰を打ち付ける。子宮口をこじ開けるような勢いで突き入れられて、セレナの口から悲鳴が漏れる。

「出すぞっ!」

ズッパン

グロダが一際深く腰を突き入れ、セレナの子宮口にぴったりと鈴口を押し付けた。
そしてそのまま大量の白濁した欲望を解き放つ!

どぴゅるッ!!ドピュッドピュッ!!ドプッドプッ・・・ドクッ・・・ドクンッ・・・ビュクビュクッッ!!!

子宮口に密着した鈴口から、大量の精液が発射され、セレナの子宮に叩きつけられた。
どくんっどくんっ・・・と脈打ちながら、グロダのモノが脈動し、大量の精液を吐き出し続ける。

「お゛ぉッ!あ゛ぁ――っ!!」
熱い奔流を胎内で受け止めながら、セレナは獣のような叫びを上げる。

(出てる・・・わたしの膣内に・・・)
そんな絶望感と喪失感が同時に押し寄せてくる。

「あ゛っ・・・あ゛ぁ・・・」
セレナは涙を流しながら呆然としていた。
(こんな・・・こんなのって・・・)
自分の胎内に他人の体液を流し込まれるというおぞましさが、セレナの心を押し潰していく。

「くく、どうだ?初めて男に膣内に出された感想は?これで妊娠したかもしれんな」
グロダがニヤニヤと笑いながら言う。
「う、うう・・・ひどい・・・こんな・・・」
セレナは悔しげに唇を噛む。その瞳からポロポロと涙がこぼれた。
(どうして?どうしてこんなことに・・・)
絶望に打ちひしがれるセレナ。
処女を喪った悲しみと、胎内射精による妊娠の恐怖に絶望するセレナの顔を、グロダは満足げな表情で見下ろしていた。
グロダは、その絶望と悲哀が混じり合った感情で泣く女を見るのが何よりも好きなのだ。

グロダは、セレナの『処女喪失顔』をしばらく楽しんでいたが、ゆっくりと胎内にあった肉棒を引き抜く。
グチョリという粘着質な音と共に、秘裂から白濁した液体がドロッと垂れた。

「あぅ・・・」
セレナの口から小さな喘ぎが漏れる。
肉の合わせ目から、セレナの透き通る純白の太腿へ一筋の鮮血がこぼれ落ちていく。
真っ白なシーツの布地に鮮やかな赤がにじみ、血の花が咲いたかのように染まっていった。

 

 

「ああぁ・・・いやぁぁ・・・」
それを見たセレナは、自分が純潔を失ったことを改めて実感し、そのショックにさらに大粒の涙を流す。
「ははっはは!処女喪失おめでとう。これでお前は立派な牝犬だ!」

「う・・・うう・・・あぁぁああぁあ・・・」
セレナは嗚咽をもらしながら、ただ涙を流す事しかできない。

そんなセレナの涙に濡れた顔を見ながら、グロダが嘲笑するように言う。
「泣くほど嬉しいか?安心しろこれから何度でも犯してやる」
「ううっ・・・もうやめて・・・」
セレナは弱々しく首を振ると、これからの自分の運命に恐怖を覚え、力なく震えはじめる。

そんなセレナにむかってグロダがさらに追い討ちをかけるようにセレナを嬲る。
「ほら処女を喪った牝犬の泣き顔を、もっとよく見せて見ろ」
「いやぁっ、やめてっ」セレナは必死に顔をそむけるが、グロダの手が顎を掴み強引に前を向かされてしまう。

セレナの美しい瞳と、グロダの黒い洞穴の様な瞳が見つめあう。
黒い感情を感じない闇の様な瞳に、セレナは落ちていくような恐怖を覚える。

「可愛いぞ」
「ああっ、いやぁっ」処女を喪った、乙女の顔を凝視され、セレナは羞恥に頬を染める。

「・・・安心しろ、痛いのは今だけだ。・・・お前の身体は俺と相性が最高になるように『変更』してある」
「え・・・?」
「くく、俺のモノで突かれる度に痛みなど感じなくなる。それどころかお前は自分から腰を振らずにはいられなくなる」
「な、なにを・・・」
涙と汗と鼻水でぐちょぐちょになりながらも、それでも品を失わないセレナの美しい顔立ちを見ながら、グロダが絶望を宣言する。
「すぐに気持ちよくて溜まらなくなる、徹底的に躾けてセックスの事しか考えられない『牝犬』に変えてやるよ」
「あぁっ、うぁああああぁぁっ、いやぁぁぁっ!」
言葉の意味は分からない、だがグロダの昏い瞳の中の黒いマグマのような欲望を見たセレナは、情けなく悲鳴をあげた。

そこにはもう勇敢な騎士隊長も誇り高い銀狼族もいなかった。
ただの哀れでか弱い牝がいるだけであった。

 

 

 

 

「・・・さて、ここからが本番だぞ、セレナ」
グロダはセレナの涙で歪む瞳をみながら、再度ゆっくりと剛直を挿入し始めた。

セレナの膣内にビリビリとひっかくような痛みが走る。
(うっあぁあぁあ)

ゾクリッ

だが、それと同時にセレナの首筋にゾクリッとした快感の痺れが走る。
(な、何?)
セレナは自分の肉体の変化に戸惑いを覚える。
グロダはそんなセレナの反応を愉しむかのように、肉棒を再度最奥まで突き入れると、今度はゆっくりと引き抜かれ始める。
先程の暴力のようなピストンでは無く、セレナを労わるようなゆっくりとした抜き差しである。

「あっ・・・うぅっ・・♡・」

肉棒が膣内をエグるたびに、セレナの喉から切なげな声が上がる。
その声色には僅かにだが快楽の響きがあった。

(なんで?なんなの?この感覚?)

セレナの戸惑いをよそに、グロダの肉棒がまた引き抜かれ、一番太い大きく張ったカリの部分が花弁のところまでもどる。
自分の胎内の圧迫感が抜けていくと、セレナはゆっくりと息を吸いこんだ。肺の隅々に新しい空気が行き渡り、彼女の体から痛みが薄らいでいく。

「あ、ああぁぁ・・・」

セレナは安堵のため息を漏らす。
何とか呼吸を整えたのもつかの間、パンっと肉と肉のぶつかり弾ける音が響く。

「あぁっ、うっ、いやぁっ!」

グロダがまたピストンを始めたのだ。

パンパンパンと、媚肉と媚肉のぶつかるをとがリズミカルに部屋に響く。

「あぁっ・・・んんっ・・・」

セレナは処女喪失時の激痛を思い出し、息をのむが、来たのは痛みでは無かった。

「んんッああ・・・っ・・・だめっッ♡あ゛ッ、はっ」
(なんなのこれ???)

「あん♡ああっ・・・」
グロダが剛直を突き上げるたびに、セレナの細く引き締まった体の隅々まで、ビリビリと性感のパルスが走る。

「んんあっ・・・あっあ♡ん・・・ん・・・あんっあっ・・・♡♡ん」

セレナは体をビクビクと震わせ、堪えきれない嬌声が自然とこぼれ出ていた。
(おかしいっ??!なんでっこんなっ奴に・・あっ♡)
自分の処女を奪った仇敵に犯されながら、セレナは自分のおまんこから湧き出る快楽の大波に翻弄されていく。
セレナの肢体を貫くその感覚は、これまで味わったことがない、圧倒的な悦楽だった

「ふぁッ♡ あぁん♡ おひっ♡ なっ、はひぃ♡ あひっやぁん♡なっ♡なんっで?? 」

先日までの凛々しい少女騎士隊長だったとは思えない、艶やかな牝声を上げながら、セレナが疑問の声を上げる。

「言っただろう、俺との相性が最高になるようにお前を『変更』したと」
「はっ?んんん?ん♡♡あ♡♡♡っ・・・♡・・・ん・・・♡ん♡っん」
「オマンコだけでないぞ、例えば・・・」
セレナの脚を抱えていたグロダの右手が離れ、セレナの瑞々しく透き通るように白い巨乳を無遠慮につかむ。

「お゛ぉ゛ッ♡ ひぎっッひぐぅ♡」

敏感な乳首ごと柔らかいおっぱいを荒々しく握られると、まるでそこに火がつけられたかのように快楽が弾ける。

「うぁッ♡♡♡ あっあっあ♡ うっ、くっ、うぁっ、ひょこはっぃ♡くっ」

胎内をえぐる肉棒の抽挿にあわせ、リズミカルに乳房を揉まれると、まるで心臓ごと掴まれているような錯覚を覚える。

「んお゛ぉ♡ おっ あっ、あひッ♡ あ゛っ♡」

「くく、どうだ?気持ちいいだろう」
グロダは乳房を揉みながら、さらに腰の動きを強めていく。

パンッ!グチョッ!バチュンッッ!!

肉と肉がぶつかり合う音が部屋に響く。そのリズムに合わせてセレナの体が揺れる。
オマンコとオッパイ。二つの性感の波動が共鳴し、セレナの理性をぐわんぐわんと翻弄する。

「あぁっ♡くぅぅっ♡♡♡あぁん♡♡♡ひぁあ、あぁん♡♡♡」
二人の結合部は、セレナから湧き出た愛液でグチャグチャに濡れ泡立っている。

「はははっさすが牝犬、本能には忠実だな」
グロダの揶揄に、羞恥と悔しさがこみ上げるがどうしようもない。その感情もすぐに快感の波に飲み込まれていった。

「あっ・・・んぅ・・・はぁはぁっ♡♡・・・ああ・・・だめっ、う、うぅ゛う・・・・・・う、ッくっ♡・・・ふぁ・・・っ・・・んっっ♡・・・んあっっ♡・・・だめぇっ、あ゛ッ♡」

セレナの輝く純白の肢体が快楽に赤く染まり、全身から玉の汗を吹き出しながら、ビクンビクンと跳ね回る。
「なかなか可愛いぞ、ご褒美にそろそろ絶頂せてやろう」
そう言って、グロダはぐっと身体を離し、肉棒を入り口まで引き抜く。
「あ・・・?」
セレナは、グロダの剛直が抜けてしまうような感触に不安を覚え、切なげな声を上げる。
だが、それは一瞬の事だった。

ドンっと一気に力強く突き上げるっ!
次の瞬間には、今までとは比べ物にならない衝撃が子宮口を襲った。

「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ぁぁ♡♡」

既に限界水位まで高まっていたセレナはその一撃で絶頂の彼方に突き飛ばされる。
「はははっ、喜べっ!俺も一緒にイってやる。最高の中出しアクメの快楽を刻み込めっ!」
グロダが叫ぶように告げる。
同時にグロダの肉棒がビクビクと脈打ち、奔流のような射精が始った。

ドプッドビュッ!ドブドブッ!!

大量の白濁した欲望の奔流が、セレナの胎内にぶちまけられる。

「あ゛ぁ? あつぃいいいっ?? あああっ?だめぇっ、なかはらめぇぇえ??」
子宮口に密着した亀頭の先から大量の白濁液が発射され、セレナの胎内を汚していく。

「あひッ! あついぃぃい♡♡♡ あ゛っ?あ゛っ♡」
その熱さにセレナは背中を大きく反らせながら絶叫を上げる。

胎内にゆっくりと、生暖かい感覚が広がっていく・・・。
『設定変更』された人間の限界を超える圧倒的な多幸感が、セレナの若く美しい肉体の隅々まで染みわたっていく。

「お゛っ・・・♡ んぉ・・・♡ おっ・・・♡」
セレナは白目を剥きかけながら、ビクンッビクンッと痙攣する。
(あぁぁ・・・ひゅぅう♡・・・し、しあわへぇ・・・)
その現実を認識した途端、セレナの瞳から一筋の涙が流れた。
だがそれは悲しみや悔しさではなく、快楽に蕩けきった女としての悦びの涙だった。

 

 

 

ギュッとシーツを掴んでいたセレナの指が解け、全身から力が抜けていく・・・。
(ああぁ・・・わたし・・・また、中出しされちゃった・・・)
いつもは勝気な蒼い瞳が虚ろに霞み、凛とした美しい顔立ちがドロドロに溶けて涎を垂らしている。
チートによる絶対的な多幸感は、強く美しい少女の魂を蝕み、一匹の快楽に溶けた牝犬に堕としていた

「ははっ無様だな牝犬。・・・その悦楽を忘れられぬよう、これから徹底的に仕込んでやる」
グロダはそう言って、無意識に抱き着いてくるセレナの手を解き、肉棒をセレナから抜き出す。
肉棒と共にドロリっと大量の白濁液がセレナのオマンコからあふれだす。
グロダは愛液と精液でベチョベチョになった肉棒を手でつかむと、何やらブツブツと唱える。
自分への『設定』が終わると、グロダの肉棒は一瞬で回復し、元の硬度を取り戻した。いや、先程まで以上にビキビキに勃起し猛け狂っている。
「んっ?・・・ひゃ、あぁっう、うそぉや、やぁっ・・・だめぇっ・・あああっ!」
それを見て、セレナは恐怖とわずかな歓喜の声を洩らすのであった。